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男は女よりも賢い? [その他]

「男の子は女の子よりも賢い」という考え方は
長年のステレオタイプとなってきました。

人々がこのようなステレオタイプを持つようになった原因の1つが、
「男性の脳は女性の脳よりも8~13%大きい」という研究結果です。
しかし、この違いは体の大きさによるもの。
女性の脳はその分シワが多いので、皮質の表面積は大きくなります。

また、必ずしも大きい方が知性が高い、というわけではありません。
例えばクジラ・ゾウ・イルカの脳は人間よりも大きいのですが、
認知能力は人間の方が高いと言われています。

IQの研究でも、一般的知能についての男女の差はほとんどないか、
全くないかという結果が示されています。
一方で、女性は言語的能力が、
男性は視覚・空間の認知能力が優れているという
調査結果も発表されています。

ある研究では
「男性のIQは女性に比べて3.3~5.5ポイント高い」という結果が示されましたが、
この研究は「調査方法に欠陥がある」として疑問視されています。
世界の70%の国において、
女性は国語・数学・科学の成績が優れていると報告されていますが、
一方でアメリカの大学進学適性試験では
男性の科学の成績は女性よりも33点高いという結果が出ています。

そのほか、多くの国において男性と女性のテスト結果に差はありませんが、
アイスランドでは女性の方が成績がいいとのこと。
これは生物学的な理由ではなく、
文化的・環境的な原因が大きいと見られています。

一方で、ステレオタイプが
女性のパフォーマンスに影響を与えていることもわかっています。

例えば、「数学の能力には性差がある」と伝えられると、
女性のテストの結果は低くなり、
反対に「性差はない」と伝えられると
テストのスコアは男女で等しくなるのです。
この現象は「ステレオタイプの脅威」と呼ばれています。

このような性差によるバイアスは
6歳ごろを境に受け始めると見られています。
というのも、研究で、
「ものすごく賢い子ども」の話を聞いた5歳児は
自分の性と同じ性別の子どもを想像しますが、
6歳になると男の子も女の子も
賢い子どもは「男の子である」と考えだすのです。

また「賢い子ども向けのゲームをプレイしてほしい」と子どもに言うと、
5歳児は男子・女子ともにゲームをプレイしたがりますが、
6歳の女の子は「ゲームは自分向けではない」と考えます。

実際の研究の現場でも性差によるバイアスは存在します。
科学系の研究所のマネージャーを募集する際、
応募者の願書に女性と男性の名前をランダムに割り当てたところ、
男性の名前の方が「有能」で
「教育に値する」「雇うべき」という評価を得やすいことが判明。
また、年収においても、
男性に提示される平均額が3万ドル(約340万円)であるのに対し、
女性は2万6000ドル(約290万円)であることがわかっています。

http://gigazine.net/news/20170304-boys-girls-intelligence/

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